Lumedia 顧問の勝俣範之先生 (日本医科大学武蔵小杉病院腫瘍内科教授) が執筆した「賢い医療情報の探し方~科学的に効果があるとは?~」という記事が、毎日新聞の『医療プレミア』に第4弾として掲載されました!
医療プレミアは、「長く健やかに暮らす」ことをめざして、健康の役立つトピックを分かりやすく伝えるメディアです。
Lumedia 顧問を務める勝俣教授が「がんによくある誤解と迷信」というコラムを、Lumedia 出張版として同サイト内で執筆しております。
「国民の2人に1人が罹患する」とされるがんの予防や治療に関して、適切な科学的根拠に基づいた正確な知識をお届けしていきますね。
※記事は有料配信ですが、会員登録後最初の1ヶ月は無料で読めるそうです。
※第3弾の「〇〇療法でがんが消えたって本当ですか?」をまだお読みでない方は、こちらをご覧ください。
医療情報の信頼度を一緒にチェックしてみましょう!
医療に関するネット情報や、書籍などの情報はあふれかえっています。情報が氾濫している現代社会で、何が本当に正しい治療なのか?何を信頼すればよいのか?わけがわからなくなってしまうと思います。
今回は、賢い医療情報の探し方、科学的に効果があるとは、どうやって証明するのでしょうか、などについて解説していきます。
これらの情報について、信頼できる順番に番号をつけることができますか?
医学的・科学的には、明らかに順番をつけることができるのです。
- 1,000人のがん患者を対象としたランダム化比較試験の結果、有効とされた治療
- 30名の乳がん患者を対象とした研究で有効とされた乳がん超音波治療
- 20,000例の治療実績の結果、有効とされた免疫細胞療法
- マウス実験で著明な効果を示した〇〇薬
- がんにフコイダンが効いたという1例の症例報告
- 勝俣の話で、有効であったという治療法
答えから言いますと、1が最も信頼できる情報であり、2、3の順番、4~6は最も信頼できない情報になります。
『医療プレミア』記事中では、図も載せながら詳しく解説しています。「どうしてこの順番になるの?」と思われた方は、ぜひ記事を読んでみてくださいね。
専門家の意見って信頼しても大丈夫?
専門家の意見も信頼度が低いことに驚かれるかもしれませんが、単に個人の意見ということであれば、信頼度が低くなります。
大切なことは、何を根拠にしているのか?ということです。
中には、まったく適切な科学的根拠などないのに、専門家を自称する医師がメディアで、『〇〇療法が有効である』と言っている事例をよく見かけるので注意してください。
今回の記事では、『RCT (ランダム化比較試験) とは何か』『標準治療がどうやって作られるのか』といったテーマについても詳しく解説しています。
普段の Lumedia の記事に比べると少し難しめのテーマではありますが、ぜひ最後まで目を通していただけると嬉しいです。
なお、本記事にご興味を持たれた方は、 Lumedia 内の『インチキ医療に惑わされないで!注意すべきポイントを医師が解説』という記事も併せてご一読いただけると、より理解が深まると思います。
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これからもがんに関するただしい情報をわかりやすくお届けいたしますので、ご期待ください。
※出張版の本記事も、普段の記事と同様に Lumedia 編集部でのチェックを経て正確性を担保しておりますのでご安心ください。査読作業は帝京大学医学部内科学講座 腫瘍内科 病院教授 渡邊清高先生にお願いいたしました。
※「Lumedia 出張版」の掲載や、その他のコラボレーションにご興味があるメディア関係者の方がいらっしゃいましたら、ぜひこちらまでご連絡をお願い申し上げます。
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本記事に関する利益相反として、「顧問:EPS株式会社、講演料:日本臓器製薬株式会社」を申告いたします。それとは別に、 Lumedia 編集部として毎日新聞から記事執筆料を受け取っております。ただし、Lumedia としては今後も外部メディアの影響を受けて偏ること無く、科学的正確さを徹底した記事更新を心がけてまいります。