Messages

当会は気管支喘息やアトピー性皮膚炎等アレルギー疾患の患者会です。活動のひとつに患者による療養相談がありますが、全国から深刻な悩みがたくさん寄せられています。

喘息・アトピー等は診療ガイドラインもあり、根拠のある治療も確立されていますが、慢性疾患でもあり、良くなったり悪くなったりを繰り返すことがあるため、患者は不安になります。そのような時にインターネットや SNS で探すと様々な情報があり、その中から正しい情報を得るには患者のヘルスリテラシーが必要となってきます。

治療薬に対しても「これで良くなった」という言葉に患者は興味をひかれますが、実際は個人の体験だけであったり、営利を目的とした商品の紹介であったりと何を信じてよいかわからなくなったという相談があるのも実状です。

これからの医療は医師からの説明に患者が納得し、医師と一緒に治療していくことが大切であり、患者自身が治療を選択したり、治療に積極的に関わったりしていくことが必要となってきます。その際にインターネットや SNS から専門医の先生から正しい医療情報を患者にわかりやすく発信していただけるというのは、大変ありがたいことです。

日々の業務にお忙しい先生方やスタッフの皆様の、信頼できる情報発信をするためのご努力に感謝するとともに Lumedia に大きな期待と応援をしております。

福井道明 先生

京都府立医科大学大学院 医学系研究科 内分泌代謝内科学講座 教授

医療情報は専門性が高く、一般の方には正確に伝わりにくいという問題がありました。

健康に関する情報は様々なメディアから発信されていますが、専門家の言葉を切り抜いたりメディアの意図的な情報発信が結果として誤った内容となり、それにより健康被害を受ける患者さんがいました。

近年では SNS などの拡散力の強いメディアの台頭により誰もが情報発信を行えるため、そういった不確かな医療情報が拡大しているように感じます。

この『Lumedia』は根拠ある情報を医師が主体で発信する事により、より信頼性の高い情報をわかりやすい形で伝える事によりより安心したメディアであると考えています。

これからの『Lumedia』の活動に期待しております。

岩田 健太郎先生

神戸大学感染症内科 教授

ニキビはどうやって対応すればいいのか?どうして近視になるのか?

医療のプロでなくても、体や健康、病気に関する素朴な疑問ってたくさんありますよね。そうした疑問にプロの医療者が妥当性の高い情報を提供してくれたら、嬉しくありませんか?僕はとても嬉しいです。

医学に限らず、例えばお金だとか、政治だとか、僕らが知りたいんだけど、どこに正しい情報源があるのか分からないって現代の抱える深刻な問題だと思います。

Lumedia の活用が、その解決の一つのヒントとなると思いますよ。

矢野 晴美先生

国際医療福祉大学 医学研究科 公衆衛生学専攻 教授
医学教育統括センター・副センター長

医療従事者が情報発信の主体となって、一般市民の皆様に正確な情報をお届けする画期的なサイトです。健康に関する情報を、わかりやすく、科学的にも正当な情報をお届けします。

主要メディアやソーシャル・メディアなどで報道される情報のどれが本当に正確で、適切なのか、そんな多くの方がご経験する課題を解決することが目的の一つです。

私の筑波大学の “教え子” にあたる sekkai 先生方が立ち上げの中心メンバーです。英語も堪能で、優秀な sekkai 先生の活動をぜひ、ご支援いただけましたら幸いに存じます。どうか応援してください!よろしくお願い申し上げます。

清山 知憲先生

宮崎市長 / 医師

コロナ禍に直面して、いったい何が真実なのか分からずに困った経験をお持ちの方は数多くいらっしゃるのではないでしょうか。

世の中には科学的根拠に基づき信頼できる情報を伝えてくれる専門家もいれば、残念ながら商業目的もしくは売名目的で根拠のないセンセーショナルな情報を発信する方がいるのも事実です。
 もちろん、私たちの生き方に「正しい生き方」というものはありません。たとえ健康に悪いと分かっていても、食後に甘いものを食べたくなったり、タバコを吸いたくなったりする方もいるでしょう。

大切なことは、信頼のできる情報を得た上で、自分の望む人生を生きることだと思います。実現したいことのため、家族のために健康でありたいと願いながら、誤った情報のために健康を害してしまうことはできる限り避けたいものです。

インターネットや SNS の発展により、情報過多の時代を迎えています。そんな時代だからこそ、医師による信頼度の高い情報を伝える Lumedia は全力応援しております。特にやさひふ先生の記事は素晴らしく、初期からフォローさせて頂いておりました。

頑張ってください!

気まぐれ歯科情報ななめ読み 先生

歯科医 / トンデモ歯゛スターズ代表

コロナ禍では「科学的根拠」という言葉をよく聞く機会が増えました。科学的根拠とはまさしく情報の裏付けであり、判断材料として非常に重要なものです。一方で、 SNS 上ではこの科学的根拠を無視した発信が行われ、広く拡散されています。こうなると何が正しいのか判断することは非常に難しく、病気に対する不安な心につけ込んだ有害な情報を信じてしまうことに繋がりかねません。

このような背景の中、私は2021年6月に SNS 上に蔓延る怪しい歯科情報を科学的根拠に基づいて検証するためにトンデモ歯゛スターズという活動を立ち上げ、ご支援して頂ける歯科医師の先生方と共に情報発信を始めました。さらに今回、医師の先生方から「科学的に根拠のある、読む価値のある情報」を継続して届けるニュースサイトとして Lumedia が始動します。

このような医療従事者側からの発信力が高まっていくことは、いわゆるトンデモ医療から身を守るスキルを獲得することに繋がるだけでなく、皆様の健康を支える信頼できる情報源として非常に価値があります。

科学的根拠に基づいたやさしい医療情報の発信を Lumedia が担っていくことが、Web 上の医療情報発信革命の第一歩になると確信しています。

仲島 大輔先生

西真岡こどもクリニック 院長

今までも医療情報に興味を持っている人はたくさんいたと思いますが、現在の新型コロナウイルス感染症が世界中に蔓延したことにより、さらに多くの方が様々な医療情報に触れる機会が増えたのではないでしょうか。

それにより根拠のある適切な医療情報がどこにあるのか分からないが為に、悩んだり不安になったりした経験をもつ人もいたと思いますし、全く悪気なく情報に翻弄され誤った情報を信じ拡散している人達も増えました。

また数多くの医療情報がある中、すべての医師が必ずしも根拠のある情報を伝えているわけではない事も現状です。

日進月歩の医療の世界、自分自身も「適切な」情報を伝えているのか、日々自問自答しています。クリニックは地域の身近に相談できる場所して存在し、皆さん学会に参加する、論文を読むなど努力はするものの、幅広い分野の中で、どうしても限りがあります。

そのため膨大な情報の中で適切な根拠のある情報源がある、「Lumedia」こちらのサイトを訪れれば安心できる情報の入口にたどり着けるということは、一般の方だけでなく私をはじめとする開業医にとっても大変有難いことです。

多くの方の助けになる情報発信、心から応援しています。

レニック・ニコラス 先生

日本在住オーストラリア人医師

2020年に日本に移住して、医師として働き始めました。その時、色々な所で日本の医療が英語圏より進んでいるのに、日本人がとても不利になっている場面もあると気づきました。これは「医療情報の環境」です。 もちろん、医療情報を求める場合、かかりつけ医と相談する事がベスト。でもそれが難しい場合も多く、医療情報をインターネットで調べようとする事はどこの国でもよくあります。

英語圏だと、このニーズに応じて、政府の公式ウェブサイトや信頼できる有名な医療機関のウェブサイトがそのために豊富な情報を載せています。内容の正確さはもちろん、複雑な医療情報がより一般人に分かりやすいように書いてあります。かかりつけ医として、患者さんにこういう資料を使って説明する場合も多いです。

しかし、日本だと、英語圏と比べて医療情報の環境は利便性が低い。診療科別のクリニックのウェブサイトが多くて、幅広く医療情報を提供しているウェブサイトがとても少ない。複雑な情報がそのまま医学教科書のように書いてある事も多く、一般人には分かりにくい。最悪の場合、名前の認識がない機関のウェブサイトを次々閲覧しているうちに、偏った情報や誤った情報が出てくる事もあります。

その背景から、「Lumedia」は今の日本にとってとても重要だと思います。このプロジェクトは今の日本人の医療情報のニーズに応える大きな役割を果たすと期待しております。

かげ さま

看護師

臨床で患者さんと話をしているとテレビや雑誌、ネットでこんなこと載っていたのだけどどう思う?と聞かれることが多く、その中には明らかに間違っている情報もみられます。こういった時に相手に声をかけるときは「試してみようかな」という段階で「いいですね」の返事しか期待していなかったりします。間違いであること、正しいと伝えることの難しさを日頃から看護師として感じることは多くあります。

Lumedia に掲載されている記事は安心して日常生活で試したり、周りの人と共有できるものです。安心して医療情報に触れられる機会を得る新たな挑戦を応援しています!

児島 悠史先生

薬剤師 / Fizz-DI代表株式会社sing取締役

「明日のお出かけに、傘を持っていくかどうか?」を考えるとき、貴方はどんな情報を判断材料にするでしょうか。天気予報の情報、流れていく雲の形、飼っている猫の仕草、YouTube の占い師の発言……etc.、判断材料にできる情報は世の中にたくさんあります。けれど、恐らく多くの人は天気予報の情報を頼りにするはずです。それは、 “より正確な情報” を参考にした方が、判断を誤りにくいからです。

これは、医療においても同じことが言えます。ある治療を受けるのかどうか、A と B どちらの治療を受けるのか……こうした選択をする際に大事なのは、「より正確な情報を判断材料にして考える」ことです。ところが、医療の情報は天気予報と違って難しく、 “そもそもどの情報が正確なのか” がわかりにくい傾向にあります。場合によっては、全く不正確だけどセンセーショナルな情報の方が “なんだかわかりやすくて頼りになりそう” と感じてしまうこともあり、大きな問題になっています。

そんな状況の中で、できるだけ正確な医療情報をわかりやすく伝えていこうというこの Lumedia が、多くの人にとって“1つの頼れる道しるべ”として活用され、「医療の選択」に悩む人の助けになっていくことを願っています。